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現役創業融資担当者へインタビュー「銀行融資と保証協会」

初登場、勤続30年の現役銀行員の方にインタビュー!

業績良好な事業性・個人ローン貸出取り扱いから業績不振・リストラ等での融資返済が困難な法人個人の相談まで、創業融資に加え融資関連の入り口から出口まで、幅広く経験のある方に、お話いただきました。

銀行からの融資はそんなに難しいのか

―長く銀行で多くの方の融資相談にのっていらっしゃいますが、気になることはありますか。

今はネット検索である程度お調べになる方が多いですね。創業融資でネット検索すると「専門家の創業融資サポート」が上位にヒットします。認定支援機関や税理士サイトに遷移する形式で専門家の創業融資サポート体制があり、皆さん融資対策に充分な準備をされたいことが分かるのですが、ネット上では「銀行で創業融資を受けるのはかなり難しい」という認識も拡がっているように思います。日本政策金融公庫は創業融資に適していますが、事業の発展には銀行取引、融資取引も必要です。何より銀行で創業融資を受ける時には「信用保証協会」という強い味方がいますが、皆さんご存知でしょうか。ちょっとしたコツで融資の確率がグンと上がりますので、今回は信用保証協会のサポートについてお伝えできればと思います。

日本政策金融公庫の融資のインタビューを読みたい方はこちら:創業経験者へインタビュー「創業融資を受けると得か損か」


創業融資の強い味方「信用保証協会」

信用保証協会は、創業融資の強い味方です。

その理由は
1.融資を受けやすくする目的の組織だから
2.信用保証協会で「お墨付き」をもらえたら、創業融資はほぼOKだから
3.専門家集団で、創業融資へのアドバイスや創業計画書の支援も無料でしてくれるから
です。

1.融資を受けやすくする目的の組織だから

よく似た名前で怪しげな団体もあるので注意していただきたいのですが、信用保証協会は公的機関です。法律に基づき中小企業が金融機関から融資を円滑に受けるため設立された国の機関なので、安心して利用することができるのです。
信用保証協会ホームページで、わかりやすく説明されています。

<信用保証協会は、信用保証協会法(昭和28年8月10日法律第196号)に基づき、中小企業・小規模事業者の金融円滑化のために設立された公的機関です。
事業を営んでいる方が金融機関から事業資金を調達される際、信用保証協会は「信用保証」を通じて、資金調達をサポートします。
47都道府県と4市(横浜市、川崎市、名古屋市、岐阜市)にあり、各地域に密着した業務を行っています。
引用:一般社団法人 全国信用保証協会連合会ホームページ/もっと知りたい信用保証
http://www.zenshinhoren.or.jp/guarantee-system/index.html

公的機関と言えど保証料という費用の支払いは発生します。銀行も貸し倒れては困りますので、創業融資でいきなり保証なしで直接融資してくれることはありません。まずは保証協会融資、いわゆるマル保融資から考えるのが定石です。

保障なしでの融資、いわゆるプロパー融資は通常は不動産などの担保が必要で、何年も取引して銀行からある程度信用がないとまずあり得ません。

ということはつまり
銀行で融資相談をして信用保証協会に申込するか?
先に信用保証協会に相談してから銀行に行くか?
順序の違いこそあれ信用保証協会の保証付き融資を利用することになりますが、どちらに最初に行くか?でそのあとの結果が大きく変わります。


2.信用保証協会で「お墨付き」をもらえたら、創業融資はほぼ通る

最初に創業融資を銀行に申込んだ場合、銀行は融資すべきかを考え審査を行い、それから信用保証協会につなぐ形をとります。このケースだと最初に銀行の審査が入るため、もし銀行で門前払いされたらそこで終わり。実はこのパターンが結構多いんです。

信用保証協会に最初に行く場合には、まず信用保証協会で大まかな審査後、協会にもよりますが例えば「融資内諾」など、いわゆる融資証明的な文書で「お墨付き」を出してくれることもあります。

もし文書を貰えなかったとしても、銀行で「保証協会で問題ないと言われました」と担当者に伝えてみてください。銀行が協会担当者に確認して、保証協会担当者は「その人なら保証しますよ」と答えてくれるはずです。つまり信用保証協会が融資の保証を約束した回答であるため、銀行の審査は余程のことがない限り通ると言えるでしょう。

銀行からすれば信用保証協会への審査依頼の手間が省け、信用保証協会から融資の内諾も既にあるのです。保証協会融資は可能と分かっており、審査の大部分はもう終わっていると捉えるのです。

3.専門家集団で、創業融資へのアドバイスや創業計画書の支援までしてくれる

信用保証協会の職員は準公務員の位置づけで、基本的に有名大学出身の頭脳明晰な人しか就職できません。つまりエリート集団、もっと言えば銀行員より優秀な人材が集まっている専門家集団です。信用保証協会の職員は中小企業者の支援が職務ですから、相談に行けば創業融資へのさまざまなアドバイスをしてくれます。

信用保証協会には創業計画書の書式のひな形があり、作り方も懇切丁寧に教えてくれますし、場合によっては事業計画を添削してくれることもあります。相談や指導は無料ですから、積極的に利用することをお勧めします。

信用保証協会が創業融資を支援してくれることは、HPにも明記されています。

<信用保証協会では、創業をお考えの皆さま向けに、「創業等関連保証」「創業関連保証」を通じて融資の支援を行っています。
【ポイント】
経営実績がない創業時に融資を受けるには、「事業計画書」が必要です。ひな形が用意されていますので、ご相談ください。
ご自身の強みを明確にした上で、事業計画を作成しましょう。
「創業支援」の専門部署を設けている信用保証協会もあります。お気軽に各都道府県(市)の信用保証協会へご相談ください。  

引用:一般社団法人 全国信用保証協会連合会ホームページ/創業をお考えの方
http://www.zenshinhoren.or.jp/model-case/sogyo.html


まとめ

信用保証協会は創業融資の強い味方です。
・融資を受けやすくする目的の組織だから
・お墨付きをもらえたら、銀行の創業融資はほぼOK
・中小企業者の支援が職務なので、創業融資のアドバイスや計画の添削など無料で対応してくれる
銀行の敷居は決して高くない、と銀行員の私は考えますが、銀行で融資を得るために孤軍奮闘しても勝ち目は薄いとも思います。銀行融資の前にまずは信用保証協会へ行って是非色々相談してみてください。


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1.創業融資担当者目線から見た「融資基準」
2.良いスタートをきるための準備とは
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4.日本政策金融公庫の活用方法
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6.面接なんて怖くない!事業計画書の項目
7.20年前の創業融資
8.飲食業開業のために融資を借りました
9.飲食業・バー経営 未経験での開業準備と開業後
10.色々な金融機関へ創業融資を申し込んだ結果
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